なんちゃってコンサートレポ
なんちゃってコンサートレポ
JR北陸線遅延の影響か7分遅れの開演となりました。わたしの友人2人もちょっと遅れて開場入り。雨男のおいちゃんですが、明け方に雨は降ったものの午後からはスッキリと晴れてよかったです。会場に入ったのは開演5分前。元々5階席(達郎さん曰く天井桟敷席)は入れない予定だったのが人気があって、追加販売したこともあって結構入っていました。
珍しく緞帳が降りている状態のなか波の音が~~~~~~~~~~。
キーボードのイントロとともに緞帳が開いて一曲目は「遥かなる想い」
懐かしい~。かぐや姫・今日時代の曲です。当時私は高校2年だったのでドンズバでありました。なんだかんだちゃんと歌えるというのは、当時よくレコード聞いたということでしょうね。
正やんは白地に細いストライプのジャケットに白いシャツにジーンズ姿。
おいちゃんはおいちゃんらしいかわいいファッションでした。
ちなみにギターは正やんがマーチンD45、おいちゃんはギルドD50。
MCでは、かぐや姫でデビューして40年以上経ってまだ歌ていられる事の不思議さ、ファンへの想いなどしみじみと語っていらっしゃいました。
正やんのとつとつとしたMCは相変わらずでした。
「こんばんは。いろんな意味で富山へ行くのは楽しみにしていました。今日はきっと特別な夜になるかな」と。ここですかさずおいちゃんが「富山で昔何かあったの? 22才の別れの彼女って富山の人?」と(笑)
正やんはうまくかわして、富山の女性と言えば柴田理恵さんと言うと、おいちゃんは理恵さんに似てるって言われると。
正やんの富山ばなしはまだ続いて、富山ってとてもバランスのいい街だと。「適当に田舎」なのがいいらしい。富山のスピリチュアルな話はおいおいということで。
おいちゃんの雄叫びがあって、2曲目は「青春の傷み」(ギターは変わらず)でこの曲を生で聴くのは初めてです。
かぐや姫DREAM'Nからもう14年ですか~。「ひめ風」、パンダさんはどういう心境なのかな?
続けて3曲目が「加茂の流れに」(ギターそのまま) かぐや姫の世界ですな~。ちょいと正やんミスタッチありましたがもう60歳超えてますからね。あれだけギターがあの年齢で弾けているというのが私にとっては驚異であります。おそれいります。
「青春の傷み」の解説~。山梨で合宿して二人で作った曲。正やんは「レノン&マッカートニーみたい」と言いたいところ、「ポール&マッカトニー」と本気で間違ってしまって、おいちゃんはそこはスルーすべきかいなかどうしたものか。お客さんもそこを聞いていないふりをしてくれてなんて大人同士のいいコンサートなんでしょうと。
スタバの話もありました。あまりにも横文字が多くて、ただコーヒー牛乳が飲みたかったのに・・・。
カプチーノなのかカフェ・オレなのかカフェ・ラテなのか、トールサイズ??とおいちゃん。確かに横文字多いのはちょいと厳しいかもです。
正やんが富山には世界で最も美しいスタバが富山にあると紹介していました。確か何年か前に環水公園にあるお店がその年に出来たお店で一番美しいお店だかなんかに選ばれたんです。おいちゃんはどうして選ばれたの?コーヒーに鱒寿司でもついてるの?なんて言っていました~。
4曲目は「海岸通」(ギターそのまま)
1番はおいちゃんが歌って、2番は正やん。二人のハモリがとても良かったですね。
イントロや曲中のあのギターのフレーズはサポートのギターリスト岩井真一さんが。
そう言えば、石川鷹彦さんの動きがないのが気になる今日この頃。
5曲目は「アビーロードの街」高い音は正やんさすがにつらそう。そこはおいちゃんがうまくカバー。高校時代から今までこうやって歌っていられるというのは考えもしなかったし、それはとてもラッキーだとおいちゃんが言ってましたね。本当にそう思いますし、うらやましいのもありますね。
ここで携帯電話の話に。ま~まったく興味のないおいちゃんと、ガラケーの正やんの会話は笑えました。おいちゃんは徘徊防止のため無理矢理持たされているらしく、自分の番号知らないって言っていました。正やんはガラケーで、スマホはもう分からない。携帯電話の盗聴の話もありました(スノーデン氏の話)NSAの盗聴は世界的に問題になりましたからね〜。わたしもどっちかというと携帯電話はうっとしい派なので、おいちゃんの気持ちはよくわかります。
6曲目は「神田川」(ギターそのまま)のあとはサポートのメンバーは一旦さがって、二人だけのコーナーのため椅子が用意されました。最近のコンサートはセット・演出がすごいけれど我々は立ったり座ったりで変化を出したいと。
おいちゃんはギルドからマーチンD28へチェンジして7曲目は「好きだった人」。
MCでは当時の作曲スタイルを思いだしながらの話。おいちゃんが詞を作って、ある程度のイメージを正やんに伝えてシャワーしている間に頼むよと。 おいちゃん曰く「さむらごうちスタイル」だそうです。指示が凄いと正やん。正やんは自ら「これからは僕の事を、にいがき正三」と(笑) 話題が古い~。
ここで正やんが富山でしか通用しない「ダイテヤル」話をおいちゃんに。正やんは去年もこの話していたな~。おいちゃんものっかってくるから盛上がりました。正やんのたとえ話。会社の男性上司が部下の女性に「今日だいてやる。」 女性「だいてくれるんですか?」これだけ聞くとセクハラか〜と勘違いしてしまいますね。富山では「おごってあげる」を「だいてやる」と言います。おいちゃんはいい事聞いたみたいなこと言っていましたが、正やんからは「富山でしか通じないから」と釘刺されてました。
8曲目は「うちのお父さん」いつものようにお客さと掛合いです。
ここでギターチェンジ。おいちゃんはヤマハの桜カスタム、正やんはT'sTサンバーストに。
MCではおいちゃんのお父さんお話。素晴らしいお父様だったと正やんはおしゃってました。歳をとるから目も歯も内蔵もどこもかしこも悪くなってくる。年のせいなんだから気にすることはない。老いはすばらしい~みたいなことも言ってましたな。
次の曲は映画にもなった「赤ちょうちん」。映画出演があるかもと監督さんに会って顔を見るなり「君たちは出なくていい」と言われたそうで傷付いた青春時代だったとおいちゃん。
正やんのボトルネック奏法は初めて見たかもです。T’sTの胴厚が薄いのがよくわかりました。(サポートに佐久間順平さんがマンドリンで参加)
正やんはここでヤマハの初代カスタム改にチェンジ。
「三階建ての詩」の製作時の話に。締め切りギリギリになっても正やんの曲が仕上がってこなくて、仮印刷されたジャケットやライナーノーツに自分のところだけ抜けていたのを見て焦ったそうで、やっとこさ出来上がってきた2曲が名曲「なごり雪」と「22才の別れ」。
正やんは「なごり雪」の詞にある汽車に乗っていたのは、あれは自分だとこの頃思う発言!
おいちゃんはイメージが変わるからその発言はしない方がいいんじゃないと(笑)
10曲目は「22才の別れ」(サポートは岩井真一さん 12弦ギター)12弦ギターなのですがレベルが小さかったのか12弦ギターの特徴のある音があまりしなかったです。
ここでサポートメンバーが入っておいちゃんは一旦下がって正やんソロで。
ギターはD-45にチェンジ。今日のインスピレーションでとおいちゃんにふられて「北陸地方梅雨入りおめでとう~」と。
富山のお話、水はおいしい=お酒が・・・。今夜も満寿泉を~。
富山に「尖山」という山があるのですが、正やんはあそこをピラミッドではないかと言っておりました。
確かに形はいい山なんですよね。UFOがという話が地元ではちょっとありましたが・・・。
FM COCOLOの「君と焚き火とAOR」の宣伝をば。そこでそういう不思議な話とかしているので是非お便りをと。
11曲目は梅雨入り記念で「雨の物語」 イルカさんで有名ですが、やっぱり正やんバージョンがいいな~。正やんの「雨の物語」は風の最後のアルバムに収録されています。2枚組で正やんと久保やん別々で、正やんの方ばかり聴いていたな〜(久保やんすいません〜)
変わっておいちゃんのソロコーナー。衣装もチェンジ。
ここで昨年亡くなられた島倉千代子さんのお話。
存命なら今年でデビュー60周年だったそうです。録音するまでの過程のお話をうかがって島倉さんのプロ魂は凄いなと思いました。その提供曲をセルフカバーした「からたちの小径」を披露。
正やん登場(衣装チェンジ:赤ベースのがらのシャツにジーンズ姿)ギターはD45に。でたチィワル親父スタイル。
ここでメンバー紹介:上手からバイオリン、マンドリン、ギター、佐久間順平、同じくギター 岩井真一、キーボードはおなじみ矢嶋マキ、ベースでバンマスの河合徹三、ドラムはあの島ちゃんこと島村英二。
矢嶋マキさんて僕が’79年に今はなき富山市公会堂でおいちゃんを見に行った時にもういらっしゃいましたからね〜。当時同級生同士でマキちゃんコールしたんです。おいちゃんがMC中にふと思い出せないことを、後ろからあれこれと言ってくれる絶妙なコンビネーションはさすがであります。
ドラムの島村さんのドラミングはとても大人な感じ。重みがあっていいですね。拓郎さんのコンサートのサポートもされるんでしょうね。島ちゃんは富山出身です。そこはふれられていませんでしたが。
高校時代の話(ヤング・フォーク・スリー)サイモン&ガーファンクルを当時コピーしていたそうで「サウンド・オブ・サイレンス」を一節披露。
当時正やんが作った曲を披露するのだけれど、前ふりが脱線して、コンサート当日の朝放送された朝ドラ「花子とアン」の話に。ももちゃんは朝一のことが好きだったんだよ。でも朝市は花子(はな)の事が好きで、切ない。今日は泣いたとおいちゃんが語るわけです。正やんは?みたいなかんじでした。そういう切ない感じがこの曲にはあると。
「花子と呼んで」とおいちゃんが言った時は笑った。これは見てないと分からない話題でした。で、13曲目は正やんが高校時代に作った「涙は海に」。ちょっと加山雄三さんチックな曲でした。曲が終わって「ももがね~」っておいちゃん。相当好きなんでしょうね。
突然、駅のベルをおいちゃんがお得意の?ものまねで。曲へ行くのかと思いきやまたもや解説が~。「今春が来てきれいになった、去年よりずっときれいになった」、なんで手放したの?とおいちゃん(笑)
最近のレールはロングレールなのでガタゴト言わないと正やん。その流れで、14曲目「なごり雪」。
15曲目「あの人の手紙」(正やんT'sTに)目立たないけれどおいちゃんはギターが上手い!
ベンチャーズをコピーしていたからね~。相当鍛えられたはず。この曲は、盛上がるけど切ない歌です。
16曲目「ささやかなこの人生」。この曲はこの歳になるとちょっとくるものがあります。一緒に歌っていて途中こみ上げるものがありました。聴く年齢で感じ方も変わってくるということなんでしょうが。ここで本編終了!! アンコ~~~ル!!!
拍手のなか登場した二人は、物販で売っていたTシャツを着て登場(正やんが紺、おいちゃんが黄色)
アンコール1は「海風」(正やんT'sT、おいちゃんタンバリン)
歌が終わって最後の~という部分が若干アレンジされていて長めになっていましたが、あそこはすんなり終わった方がいいかな~と個人的に思いました。
ここで「ひめ風」のオムニバスCDの宣伝。「物販コーナーに展示してあります」とおいちゃん。Tシャツもあります!それと9月何日だかに大阪で行われる「サマーピクニック」の紹介も。日にちを憶えていないおいちゃんでした。(9月27日です)
アンコール2「妹」(正やんD45、おいちゃんギルドD50)
正やんが歌う「妹」もなかなかです。ちょいと高い音は怪しかったですが。
さてラストは「おもかげ色の空」(ギター変わらず)
この曲を聴くと2000年の再結成のことを思い出しますな~。パンダさんがいればね~。
そんなこんなの2時間半余りの楽しいコンサートでした。
途中、おいちゃんのギターにトラブルがあったけれどスタッフはスルーでした。マイクのセットとかもうちょっと気がついてもいいんじゃないかな〜PAさん。
正やんが来春開通する新幹線について話すると言っていましたが、結局その話しはなかったですね。多分、新幹線はね〜なんでしょうね。私もそうですが、早くてピンポイントで移動出来るというのは便利ですが、早ければいいのかというのは必ずでてきますね。東京からおとなり金沢が日帰りできるわけですから。観光では石川県は富山県に比べても圧倒的に強いのですが、その石川県が戦々恐々しているわけで、富山県は東海道新幹線の名古屋みたいに素通りされる確率が高くなると思います。出張なんかも一泊せず日帰りになってしまうでしょうね。と、正やんの代わりにひとことぼやいておきました。
というわけで、メモ頼りの私感コンサートレポートでした。終了は予定より10分ぐらい押してましたか。この二人のコンビネーションはもう言うことなしです。気をつかわなくていいのがいいんでしょうな。それがこちらにも伝わってくるんでしょう。
物販はパスしました。多くは語りませんが、もっとファンが何を買おうか迷うぐらいの物を作って手頃なお値段でお願いしたいものです。
それではこれにて、乱文お許しください。
2014.6.5(THU.)
晴れ
富山オーバードホール
開場:18:00
開演:18:30
座席:A列20番
南こうせつ 伊勢正三
SPECIAL CONCERT 2014
〜ひめ風 !?〜